Sadayuki は こんな人

quote : 2017-12-03 09:16:26 GMT

おっさんの知恵は「調子のいいときに浮かれず、駄目になったときのために備える」ことであります。確かに中国からのファンド出資がなければ日本のアニメ産業は成り立たないし、ゲームも映画も企画の段階でいわゆる「中国市場ウケ」や「中国の偉い人たちに具体的な繋がりのある会社を通じてビジネスをする」ことがGPの必須チェックポイントになっています。DMMが虎の子のコンテンツを中国に譲渡したのも、日本を代表するIPの新作映画の出資が半分近く中華資本になったのも、それもこれも「いま中国の一部には投資先を探さなければならないカネが余っているから」であります。

 しかし、パチンコからの資金流入がアニメ産業を支える仕組みが20年もたなかったように、いずれバブルが弾けて大変なことになるかもしれない中国との付き合い方を「のめり込みすぎない程度に考える」ことはとても大事なことだと思うのです。もちろん、いずれ腹が減るからと言って食事をしないのは愚の骨頂ですから、中華系ファンドが出資してくることを止める必要は何もありません。お互い、良い面だけ見て仕事をすれば良いのです。でも、それは中国市場や経済がいつまでも続く伸張をするという有り得ない仮説のもとに仕事を組み立てることは危険なのであって、いま中国の景気の良い都市から出てくる「これからは日本のCGやVRだ」といって行ってくれる投資を受けることと、もしも中国からの資金がなくなったらどういうオプションが考えられるかということとをきちんと考えながら仕事をしていく必要がある、ということです。

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