Sadayuki は こんな人

text : 2018-01-06 07:04:42 GMT

第三次世界大戦7 沖縄沖航空戦


第三次世界大戦7 沖縄沖航空戦 (C★NOVELS)

前巻で猛威を振るったサランチ・システムが再度来襲。目標は沖縄。絶体絶命のピンチ! ってところだけど、突然救世主が現れる。カズオ・レベジェフ博士。自動運転車に干渉することで事故を引き起こし、刑務所に収監中の元NSAの凄腕ハッカー。

「僕? 僕はNSAでしばらく働いた後、自動運転カーを開発する会社に再就職したんだ。結構、良い報酬でね。そこで、自動運転カー開発のコンセプトが、酷い出鱈目であることを知った。どこの会社も、事故の危険性しか考えてなかった。僕は事故の遭遇確率より、悪意ある人間がハッキングして、わざと事故を起こさせることの方がずっと危険だと思った。自動運転カーが走り出したら、トレーラーでイベント会場に突っ込むテロリストは安全な室内に留まり、安楽椅子に座ったままシステムを乗っ取って人々を轢き殺すだろうって考えたんだ。けど、誰も耳を傾けてくれなかった。──だから、デモンストレーションすることにした。テスト・ドライブする公道の交通標識に細工して、自動運転カーが簡単に誤作動することを証明することにしたんだ」
「STOPとSLOWを書き換えた、とか?」
「まさにそう。だけど、別に書き換えたわけじゃない。標識にたった一箇所、テープを貼った。ほんのチューインガム一枚分の大きさのテープをね。人間のドライバーは、別にそれでも判別できる。だけどコンピュータは、たったそれだけのことで誤判断し、ブレーキを踏んだ。……結果は、後ろに、居眠り運転のトラックがいて、突っ込んできた。テスト・カーは弾き飛ばされ、隣の車線を走っていた車が巻き添えになり、対向車線に飛び出した。それで、トラックと正面衝突。八歳の女の子と、運転していた母親が死んだ」

物理で殴るのがダメなら電子戦で対抗ということ。ただしアメリカの監獄からリアルタイムでハッキングはできない。そこで登場するのが「ペガサス」。二人乗りの弾道飛翔体。大陸間弾道弾の弾頭部に、ジェミニ宇宙船を載せたようなものだ。

ペガサスの速度とレベジェフ博士の手腕によりドローンは全滅。沖縄は救われる。

 だがレベジェフは「ありがとう! これをベティに渡してくれ」と叫ぶと、USBメモリを中佐の掌にしっかりと握らせた。

最後まで発音を間違えてる。ベッティに怒られるよ……

次巻へ向けての疑問はインターネットのブラックアウトの影響がどうなるか。中国政府が流言飛語を抑えるために行った処置が副作用を起こし、インターネットのブラックアウトが世界中に広がってゆく。ブラックアウトが切っ掛けで、香港革命が成るのかしらね?